（　＾ω＾）川ﾟ-ﾟ)ξﾟ-ﾟ)ξ'A`)´･ω･`）

工房の中、ドクオは一人リューターを回していた
熱をもちすぎないよう、時折休めながら、ただ回していた

('A`) 「……」

回るリューターは、銀粉粘土を削っていなかった
ただいたずらにドクオの右手の中で、空回りを続けていた
粘土が乾くのを待っているわけではない。目の前に、既に素材はある
ブーンに作ってやると約束した、削りかけのペンダントトップだ

素材はある。道具もある。時間もある
なのに、図案が何も思い浮かばない

('A`) 「…………なんなんだよ」

ブーンに似合うデザインなんて、すぐに浮かぶ
あいつの笑う顔、あいつのしょぼくれた顔、あいつのマジになった顔
どんな時でも、似合うだろうデザインは、難しいようでいて、ドクオにはすぐに浮かんだ

なのに、どうしても手が動かない理由は、わかっていた
ただ、隣にクーがいるブーンを思い浮かべたく、なかった。それだけだ

('A`) 「それが、一番なんだよ……一番なんだって、わかってんだろ」

もう、見慣れたの二人の位置のはずなのに
どうしてだろう、ブーンの答えを聞いた今、見たくないと思う自分がいた

（ ＾ω＾）川ﾟ-ﾟ)ξﾟ-ﾟ)ξ'A`)´･ω･`）

（　＾ω＾）川ﾟ-ﾟ)ξﾟ-ﾟ)ξ'A`)´･ω･`）